バーストまでの過程

バーストまでの過程

みなさんこんにちは!武蔵村山店です!

本日はバーストの原因の一つ、「セパレーション」についてのお話をさせていただきます。

カタカナ英語として聞く機会は多くないかもしれませんが、

セパレーション(separation)とは分離、剥離、離脱といった、もともと一つだったものが2つ以上に分かれることを言います。

これをタイヤに置き換えると、タイヤの内側の接合部分等が剥離してしまうことを意味します。

タイヤ内部がどういう状況になっているのか、セパレーションの種類とその原因について紹介します。

セパレーションの種類は全部で5種類!

1、トレッドセパレーション

2、ヒートセパレーション

3、衝撃によるセパレーション

4、亀裂からくるセパレーション

5、チェーファーセパレーション

1、トレッドセパレーション

  トレッドセパ

 タイヤのトレッドが剥離してしまうことで、タイヤの空気圧不足か過荷重(過積載)などが原因です。タイヤが極端に屈伸して剥離するため、トレッドの中でもショルダー部分に起こりやすいです。また最初
はごく一部にしか剥離が見られないため、気付かずそのまま乗り続けた結果1周セパレーションが起こった結果バーストという流れが多いようです。日頃の点検が大切ですね。

2、ヒートセパレーション

ヒートセパ

 空気圧不足や高速走行による発熱が原因で剥離が起きること。これが起きると、トレッドがベトベトに変質してし熱により内部のナイロンコードが硬化したりします。ヒートセパレーションもいきなりバース
トするわけではなく、放置することでバーストする可能性が高まります。タイヤがベトベトになっているのを発見したら、すぐに新しいタイヤに交換しましょう。

3、衝撃によるセパレーション

syougeki

 主に縁石などに乗り上げた時の衝撃で、内部のワイヤーが切れたことによるもの。剥離部分は風船のように膨らむので比較的気付きやすいです。もちろんこの場合もそのまま乗り続けるとバーストして
しまう危険があります。運転中にハンドルがブレたり、目視でセパレーションを確認したらすぐにタイヤを交換しましょう。

4、亀裂からくるセパレーション

カットセパ

 トレッド面に気付かない程のヒビ割れができることがあるが、このヒビに砂利や水などが入り込み、タイヤ内部の密着力が低下することで剥離が起こります。亀裂によるセパレーションはあからさまに膨
らんだりするわけではないので、タイヤの表面が剥離するためなかなか気付きにくいのが特徴です。ただ剥離している部分は他の部分よりも柔らかくなっているので、可能であれば触って点検する必要
があります。

5、チェーファーセパレーション

チェーファーセパ

 タイヤのビード部分(ホイールとの境目あたり)が剥離を起こして膨らんでしまう状態。タイヤ内部のチェーファー周辺が剥離を起こします。原因は、タイヤとホイールが合っていなかったり(ひっぱりタイヤ
など)、空気圧不足や高速走行による発熱が多いです。チェーファーセパレーションは側面が膨れ上がるため、目視で簡単に発見することが出来ます。もし発見したら、バーストする前に早急にタイヤ交
換をしましょう。

いかがでしたか?空気圧点検だけでは足りない部分もありますね!

なかなかタイヤを点検する機会がないかもしれませんが、車を降りた次いでにでも1周まわって確認してあげましょうね!

※画像等拝借しております。

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