注意するのは面だけじゃない

注意するのは面だけじゃない

   ナットの種類って様々ですよね。
ナットの当たり面がテーパー、球面、ストレートと違います!というお話はたくさんしてますね。

今日はこのあたり面ではない部分にスポットを当ててみましょう。

装着されていても見た目ですぐに分かるのがこちら

ナット

「袋ナット」か「貫通ナット」かの違いですね。

これは図を見てもらうのが一番わかりやすいかと
ナット2

ネジ部分が隠れているのが袋ナット、ネジ部分が見えているのが貫通ナットです。

ホイールカバーやセンターのカバーなどで覆う場合には干渉などをふまえて貫通ナットが使用されている事が多いかと思います。
しかし、ナットが見えている状況の場合には貫通ナットよりも袋ナットの方が見た目がいいですね。
そしてこの場合、貫通ナットだとネジ部分が露出している為、雨などによる錆にもつながりやすい傾向がありますね。

様々なカスタム部品として販売されているのも基本的には袋ナットかと思います。

貫通ナットはネジ山が続く限り永遠に締め付けを行えますね。
しかし、袋ナットには「底」があります。
ある程度締めていくとボルトネジ部がナットの深さより長ければ先端がこの底面にあたりますね。
いわゆる「底突き」します。

 

ナット1

それでもホイールが固定でおらずに締め続けていくと?
ネジは締ってナットの底部分を押し、底面を膨らませてしまうどころか突き破ってしまうこともあるのです!

natto

締めていく時に中途半端なトルク感があって締まったと思っていても実はトルクがきちんとかかっていなかったり、専用アダプターがないと外せないセキュリティナットが破損して外せなくなってしまったりトラブルになることがあります。

袋ナットは外から見てネジとの勘合が見えませんからね。
社外ホイールを社外ナットで取り付ける際にはナットの深さに十分ご注意ください!

合わせて。

輸入車でナット固定ではなくボルト固定になっているホイール。
これもボルト長さを気をつけてあげないと長いボルトの先端がハブの内部に入っているサイドブレーキなどにあたって壊すことがあります。

共に純正品であればしっかりと考慮されていますが、カスタム等をされている方はこういった部分も要注意です!

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