これも気をつけて!

これも気をつけて!

なんかこう…、心なしか爽やかな気候になったような…。
いや、気のせいですね。まだまだ暑い日が続きます…。

さてさて、今日はこんな案件をご紹介しましょうか。
ときどき見かけるホイールハブのペイント加工。
これ、非常によろしくないんですよ!

P1050617

これですね。

このハブの部分は錆びることがあるのでこうやって塗ってしまいたい気持ちはよくwかるんですが、見ての通りペイントが剥がれるんです。

P1050618
拡大画像でこすれてしまっているのが分かりますか?
そしてホイール裏面のハブとの当たり面にもペイントが付着しているのが分かります。

P1050619説明すると。
本来、ハブとホイールの接触面は直接触れています。
ここにペイントが塗られていて時間の経過とともに剥がれてくると、ペイントは砕けて粉になります。
粉になると剥がれ落ちてしまう。
すると、このペイントの分ハブとホイールの間に隙間ができる。
ここに隙間ができるということはホイールはきちんと固定されずに緩んでしまっているということ。
この状態で走るとあっという間にゆるみは増えるので、短い時間で車両からのホイール脱落という惨事を招くこととなります。

おそらく塗る前にこういうことが分かっていればペイントすることもなかったと思うんですが。
先日紹介したジュラルミン(アルミ)製ホイールナットの件もそうですが、何気ない気持ちでやることが意外と大きな事故になる可能性をはらんでいる。
そこのところ、安易なことをしないよう十分お気をつけください!

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