ラジアルとバイアス

ラジアルとバイアス

冬の晴れの日は気持ちがいいですね。
寒いのにあったかい感じ、私は好きです。
さて、昨日が東京モーターショーネタだったので一回休憩して
今日は違うネタで行きましょう。
みなさんはタイヤのサイズ表記をご覧になったことはありますか?
インターネットなどでご購入されたことのある方なら一度は見たことがあるかもしれませんね。
例えば 195/65R15 ←このような感じでタイヤのサイドウォールに書かれています。
ちなみに「195」はタイヤの幅、「65」はタイヤの幅に対しての偏平率、「15」はインチになりますが、
「R」とはなんのことでしょう。今回はこの「R」に関してご説明させて頂きます。
まず、この「R」はラジアルタイヤという意味です。
現在の一般的な乗用車はほとんどこのラジアルタイヤが使用されています。
ではラジアルではないものって何?となりますよね。
ラジアルタイヤと比較されているものに「バイアスタイヤ」があります。
この二種類の大きな違いはタイヤの中のカーカスと言われるワイヤーの配列にあります。
ラジアルタイヤが進行方向に対して90度の角度でワイヤーが配置されているのに対し、
バイアスタイヤは斜めに複数重ね合わせています。

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昔はみんなバイアスタイヤでしたがラジアルタイヤが登場したことで逆転していきました。
なぜラジアルタイヤが使用されるのかですが、
先ほどのワイヤーの配置を変えることによって転がり抵抗が軽減されて燃費が格段に上がります。
また、グリップ力や操作の安定性も上がるなどなど利点がたくさんあるんです。
しかし、現在でもバイアスタイヤを使用していることもあります。
それは航空機や大型のトラックなど。

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実はこちらのバイアスタイヤの方がコストが非常に安い。
そしてラジアルタイヤに比べ外部からの衝撃にも強いため用途によっては
このバイアスタイヤの方が効果的な場合もあるんですね。
ということで、今日はこの辺で。
ちなみにバイアスタイヤの場合はサイドウォールの表記が「D」又は「-」などになっています。

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