まだまだタイヤの溝はあるのに!!とならないように

まだまだタイヤの溝はあるのに!!とならないように

最近のタイヤフィッター、かなり忙しくさせて頂いております。
スタッドレスから夏タイヤへの交換シーズンに早くも突入しております。
しかし本日チラッと雪交じりの雨が降った武蔵村山。
なかなか予想がつきにくいものですね、、、。
さて、ではブログです。
先日ブログで空気圧調整を甘く見てはいけないとお話をさせて頂きました。
空気圧を入れすぎたせいで真ん中ばかりが膨らみその部分が真っ先に摩耗してしまうといったお話です。
折角なので今回は先日とは逆で空気圧が低すぎるせいで起こるお話と行きましょう。
まず、タイヤは車重を支えるとても大切な部分です。
地面に接しているのはタイヤだけの為、最終的にはタイヤに負担がかかるわけですが、
適正空気圧が設定されている場合はこのように

DSC_0629

 

適正なので普通ですね。
しかし、空気圧が低い状態で車重を支えようとすると、、、

DSC_0636

 

こうなります。
タイヤが車中に耐え切れず潰れてしまっているのがお分かりになりますか?
走行中のタイヤは地面に接する際にへこみ、地面から離れると元の形に戻るという動きをしています。
空気圧が低圧の状態で高速走行などをしてしまうと、接地してへこんだ形が元に戻る前にタイヤが一周してしまい、
タイヤをへこまそうとする力と元に戻ろうとする力のバランスが崩れてしまう「スタンディングウェーブ現象」が起きてしまいます。
この状態のまま走行してしまうとバーストに繋がってしまう可能性がとても高いです。
さらに高速走行でなくても危険なんですよ。
写真の通りタイヤは潰れている状況。
このまま走行していれば間違いなくたわみ部分に大きな負荷がかかります。
このたわんだ部分の内部構造が破壊され、こちらもバーストしてしまう危険性があります。
パンクしてしまったエアーが抜けた状態でしばらく走行してしまっても同じことが言えますね。
空気圧の確認はしっかりされていますか?
もしかしたらあなたのタイヤの空気圧も低い状態になっているかもしれません。
まだまだ溝はあるのにもうタイヤ交換!?とならないようにチェックは欠かさずに行いましょうね!
ではでは本日はこれで。

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