使うのであれば・・・

使うのであれば・・・

遅い時間になってしまいました・・・。ごめんなさい!!

昨日で仕事収めの方もいらっしゃるのではないでしょうか?お正月お出かけの前にまだスタットレスやタイヤ交換をお済でない方、空いてる作業枠をご案内できますよ~!当日、翌日のご依頼は一度お電話下さい。

 

さて本日なのですが、早速写真を見て下さい。

IMG_1943

 

分かりますか?ナットの山が潰れています。

続いて下の写真を見て下さい。

IMG_1942

 

分かりますか?ボルトの端の山が完全に潰れています。

 

実は、つい先日作業中に起こったものです。
我々タイヤ交換をするにあたって、まず最初にナットを緩めます。しかし、我々はインパクトレンチ等のエアーツールを使いません。
すべて手作業で行ないます。
だからこそ変な感触があったのです。

いやな予感が的中しないことを祈って、ジャッキアップをし、もちろん手作業でナットを緩めようとするともうビクともしませんでした。

・・・お客様に一連のお話をさせてもらって承諾を頂いて無理やり外すことに。

ボルトが折れないことを祈りながら無理やり外していくと・・・、写真のような形になっていたのです。

 

最初に言いますが、原因ははっきりとはわかりません。なぜならこの前の作業をしたのが我々ではないから・・・。

しかしお客様のお話と潰れている形状を見てこう推測できます。

 

「インパクトレンチ使用での山の潰れ」

 

オーナー様が前回やったタイヤ屋さん(名前は伏せさせていただきます。)ではインパクトを使用とのこと。形状をよ~く見てみると山の先端が斜めに入った跡があるのが見受けられます。
ナット側もよ~く見ると先端が斜めに入った跡が見受けられます。

 

つまり、ナットをインパクトレンチ側にセットしそのまま機械の力で勢いよく入れ込んだ可能性があります。

ナットをエアーツールという強力な力で締め付けた為、作業員は感じとりにくいのです。

ちなみに、先端はつぶれていますが奥側は潰れていません。無理やりねじ込んだ後にちゃんと山と山が噛み合ったのでしょう。

 

ここで、実際の起こったことからからインパクトレンチ等のエアーツールの問題点を。

・インパクトレンチ等のエアーツールは多大な力が加わる。
・ナット側の山とボルト側の山がうまく噛み合っていなくてもエアーツールの強力な力により入ってしまう。

 

簡単にまとめていますが要するに人間の力よりも遥かに強い力、そして予想もできない高回転で回っていく、それがインパクトレンチです。
確かに便利ツールではありますし、ちゃんとそのデメリットを理解して、ならないように注意しながらやっているプロもいます。

ここで言いたいのは、しっかり道具を理解し、正しく使うことができてこその便利ツールなのです。

 

タイヤフィッターでは一つ一つの作業を手作業でやる「こだわり」があります。インパクトレンチ等のエアーツールを使うとメリットよりデメリットの方が大きいのです。
年末に入り、忙しくさせていただいているのですがデメリットが大きく伴うことはやりません。どんなにめんどくさかろうが後々に大きなデメリットに繋がるのであればちょっと遠回りでも安全に丁寧にやっていくというのもタイヤフィッターの1つのこだわりでもあるということで本日はこの辺で失礼いたします。

※トラックのタイヤ交換に関しては最新の注意を払ってインパクトレンチを使用しています。しっかりと熟知しているスタッフが行なわせて頂いております。

 

・・・明日は今年最後の武蔵村山店発信ブログとなります。ということで武蔵村山での1年間を振り返っていきたいなぁ~と思っています。
どうぞお付き合いを(笑)

 

 

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