コアな部分。
冷たい雨が降り続いておりますが、運転にはくれぐれも
気を付けてくださいね。
この時期ってスタッドレスに履き替えている方も
いらっしゃると思います。雨の日のスタッドレスは
ホント注意してください。夏タイヤに比べ、より滑りやすく
なっております。車間距離を保ち、安全運転でご帰宅ください。
タイヤフィッターでは通常のタイヤショップさんに比べて、
比較的作業スペースがオープンになっておりまして、少し離れた場所であれば
作業風景をリアルにご覧いただけますね。
(他ではなかなかこの距離で見れるところもないと思います)
興味を持ってくださる方も多く、そういった部分でも楽しんでいただけます。
そんな興味を持ってくださる方から
「どんな原理になってんの??」
「簡単そうに組んでるよね??」
って声も少なくありません。(笑)
実際コレがメインのお仕事なので、簡単そうにやってこそプロ。
ホイールとタイヤが組み込まれる原理に少し触れてみたいと思います。
ココにタイヤのビードが逃げ込みます。矢印部分。
なぜ逃げ込まなければいけないのか・・・・・・
ホイールのインチに比べ若干ですが、タイヤのインチは小さく作られているため、
その逃げ込むスペースにビードを逃がしてあげないと
ビード切れを起こしてしまい、タイヤとして使い物にならなく
なってしまいます。(涙)
組み込む最中の写真があります。
タイヤのサイドウォール部分を切り取って見やすくしてあります
のでご覧ください。
逃げ込みのスペース分、反対側に余裕(隙間)ができるため組み込むことが
できます。
ビードが逃げ込みスペースに入っているから、その分反対側にスペースが
でき、レバーが差し込めて持ち上げることができます。
今回の例題は非常に優しいホイールの形状と優しいタイヤの
組み合わせでした。
しかしホイールによっては逃げ込むスペースまでの距離が非常に深かったり、
スペースの奥行があまりなかったりと、様々なホイールがあります。
タイヤもメーカーによってゴムの質感や硬さ、癖がありますので、
瞬時に見極めて、対応していく技術が必要となります。
なので・・・・・
結論です。 「簡単そうに見えて、実際はそう簡単にできるものでもない」
こんな感じでいかがでしょうか。
みなさんはもうお分かりですね。逃げるスペースのない位置には組めません。
佐野ちゃんもダメって言ってる(笑)
また次回も お・た・の・し・み。