亀裂が入る前に!!

亀裂が入る前に!!

いやぁ・・・気づいてたらこの時間・・・。

ブログを楽しみにしている!?方々、すいません!!
遅くなりましたが本日のブログスタートです。

最近お客様の中のご質問で多いのが「T/Lバルブ交換ってなんですか?」というもの。
詳しくは「チューブレスバルブ」の「交換」という意味になります。

チューブタイヤのバルブがこちら

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チューブレスタイヤのバルブがこちら

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見たまんまなのですが、チューブとくっついているバルブと単体にバルブですね。いわゆる「T/Lバルブ」は後者になります。

上の写真がまさしくその「T/Lバルブ」です。ざっくりいうとエアーを注入する入口、空気も漏れないようにする弁
の役割をします。写真だとゴムバルブがくっついていますね。
実はこのバルブ、全体的にゴムでできているの紫外線等で劣化しやすいのはご存知でしょうか・・・。

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こちらは長年使っていたバルブなのですが亀裂が入っているのが見えますか?そう!ここからエアーが漏れていしまう可能性が
あります。
亀裂から漏れてしまっているバルブは指で押すと「プシュー」っと音がします。
しかしながらここで疑問点。指で押さなかったらエアーが漏れないんじゃない?
違うのです。タイヤは回転しています。すなわちホイールも回転しています。つまり・・・バルブも円を描きながら回転
しているのです。

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こちらの写真はバランス調整をしているものですが分かるように回転しますと遠心力が発生します。そうなってくると遠心力で多少バルブが振られるの
です。そこで前の写真にもある亀裂を生んだバルブだとどうなるか・・・。そうなんです。少しずつ遠心力でバルブが
動くため、動いた隙間からエアーが漏れてしまうのです。

あとはこの回転中に振動を加えても同じことが言えるのです。振動があることによりバルブが振られてそこからエアーが
漏れてしまう。そういったことも実例としてあるんです。

普段何気なくエアーを入れる為だけのものと認知されがちの「T/Lバルブ」。しかし劣化具合によって入れることはできても
蓋をすることができなくなってしまう可能性があります。
タイヤフィッターではT/Lバルブが写真のようにゴムタイプの場合、タイヤ交換毎時に交換することをオススメさせて頂きます。
何かあってからでは・・・。保険という意味も込めてタイヤ交換時には変えてみてはいかがでしょうか?

本日はこの辺で失礼いたします。