(違った意味でも)やはり大事
すっかり春のご陽気でございます>横浜市都筑区。
相変わらず花粉はバリバリ飛んでいますが…。
我々が交換作業で扱うタイヤ。
昨今の流れで幅もホイール径も大きくなり、どっしり落ちついた車の印象付けに貢献しています。
個人的には「純正比較で1インチホイール径アップ、ちょい車高短の前下がり」がカッコ良いんじゃないかと思います(笑)。
そんなタイヤですが、意外と皆さん気づいていないのが「タイヤの大きさは室内空間に影響を及ぼす」ということ。
車の全長、車幅の中にタイヤを収めるわけですからタイヤ(ホイール)が大きいと室内側への張り出しが大きくなります。
それを嫌ってタイヤを配置したのがこちら(クラシック)MINI。
イギリス、ダンロップ社に特別注文したタイヤのホイール径は10インチ。写真のスポーツモデル「クーパーS」でさえ 145/SR10。
この小さなタイヤをできる限り車の端っこに配置することで室内空間を確保しています。
こういう考え方は昔の車だけでなくこちらの車でも。
BMW i3。最新車両であるこのEVでもホイールは大径でありながら幅を極力狭くすることで小さな車体ではありならMINIと同じように室内空間の確保を行っています。
i3のタイヤは最新テクノロジーを纏い、空気圧を「高内圧にすることで、転がり抵抗値は低減されるほか、狭幅による空気抵抗の低減、スペースユーティリティの向上などのメリットがある」そうです。
ロードノイズや燃費、そういったファクターで語られることが多いタイヤですが、車体設計の根幹にかかわる部分にも影響しているのです。
タイヤ、やはり大事。