座面！！
久々の雨ですね～。雪にならなくてよかったです。
本日のテーマは座面についてです。
座面？？と言われてピンとくる方はさすがでございます。「ナット、ボルト」の座面ということです。 タイヤフィッターブログでは何度も登場している話題です。 しかしながらまだまだ知らない方がいるのも事実・・・。ということで。ご紹介させて頂きます。
写真でもあるようにナット車には大きく3つの形状のナットがあります。
・ストレート ・テーパー ・球面
例えばのお話ですがトヨタなどの純正アルミホイール装着に多いのがストレートタイプ。(ノアやヴォクシー、クラウンなどなど)
ホンダ車の純正装着に使われているのが球面タイプ。
その他の純正装着に使われているのがテーパータイプ。※車種ごとで例外はあります。
さてここで本日の疑問。「どんなナットでも車に装着できるか」。答えは「ＮＯ」です。
そもそもナットは座面、あたり面の一部分「点」で締め付けているものではなく、ホイールとのあたり面、全体の「面」で締め付けているものなんです。
見て分かるようにホイール側もナットに合わせて形状が違うのがお判りでしょうか。 そうなんです。同じ形状をしているもの同士で締め付けていき、座面、すなわちあたり面が全体でしっかり ホイールを固定することができるのです。
1部分のところにあからさまに傷が入っているのがお分かりですか？ これはテーパー座面なのは見ての通りですがストレートナット対応のホイールにむりやりついていたナットなんです。 先ほど説明したのですがあたり面全体で触れていて初めてしっかりとめることができる。 しかしこの場合1部分でしかあたっておらず、なおかつえぐるようにホイールに対して無理やりつけていた跡になります。
つまり「面」でとまっていて初めてナットとして の役割が機能するが「点」でとまっている為「ゆるみ」の原因となっていくのです。 ゆるんでしまうとどうなりますか？・・・悲惨なことになりますよね・・・。
我々持ち込みタイヤ交換という事業をさせていただいておりますので様々なオーナー様がご依頼にやってきます。 しかし、まだ知らなかったオーナー様には今お持ちのお車のナットが新しいホイールに使えるのか、別に用意をしなければならないのか 是非ご確認して頂いて、安全、かつ楽しいドライブをして頂ければと思い本日はこの辺で失礼いたします。
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