引っ張りタイヤの危険性
皆さんこんにちは！！
ＴＨＥ梅雨の雨！！安全運転でお願い致します。
さて本日のテーマは、引っ張りタイヤについて！！
「車の見た目をカッコよくしたい」「太いホイールを装着したい」
そんな思いから、「引っ張りタイヤ」を検討する人も多いのではないでしょうか。
しかしタイヤは、車の安全な走行に関わる重要な部分です。
今回は「引っ張りタイヤの危険性」についてお伝えします。
「引っ張りタイヤ」とは？
タイヤには、サイズ別に最適なホイールの幅があり、通常はそれに合わせてホイールを装着します。
それに対し「引っ張りタイヤ」とは、タイヤサイズの幅よりも太いホイールを組み合わせることを指します。
タイヤからホイールがせり出ていて、タイヤの見た目がシャープになることから、車のドレスアップとして「引っ張りタイヤ」を装着する人も増えてきました。
しかしタイヤフィッターとしてはこの引っ張りタイヤをおすすめすることはできません。
「引っ張りタイヤ」の危険な点
車の見た目をカッコよく見せる「引っ張りタイヤ」ですが、適正サイズを無視してホイールを装着するので、当然危険を伴います。
以下にデメリットを示します。
【走行性能が低下する】
適正サイズのホイールを使っていないため、タイヤ本来の性能を十分に発揮できません。そのため、燃費性能や乗り心地にも悪影響を及ぼしかねません。
【タイヤがホイールからズレて危険を伴うことがある】
タイヤの幅に対してホイールの幅が太すぎると、ホイールリム（タイヤと接するホイールの部分）に、ビード（タイヤをリムに固定させる役割があるタイヤの一部分）が届かないことがあります。
その状態を解消するために、タイヤの空気をパンパンに入れて、タイヤとホイールを無理やりくっつけるのです。
しかし、一度パンパンにしたタイヤの空気圧が下がってしまうと、ホイールからタイヤが外れてしまうことがあります。
タイヤの空気圧は自然と低下していくので、定期的なチェックを怠ると、大きな事故に繋がる可能性もあり、大変危険です。
「引っ張りタイヤ」にはこれだけの危険があるのにも関わらず、車検で通ってしまうことが多いのが現状です。
車検で通ったからといって危険がない、というわけではありません。
「引っ張りタイヤ」で車をドレスアップしている人も、「引っ張りタイヤ」を検討している人も、今一度リスクをよく理解した上で「引っ張りタイヤ」の装着について考えてみてください。
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