こんな事に使われます。
府中店からこんにちは♬
昨日までの天気が嘘の様に暑かったですね。
体調管理が難しい時期となりました・・・。
では本題へ・・・
タイヤ交換や廃車の際に出る「使用済みタイヤ＝廃タイヤ」はその後どうなるのでしょうか。
実は・・・廃タイヤのうち約93％はリサイクル利用されています。
JATMA（一般社団法人 日本自動車タイヤ協会）の資料によりますと、2017年の日本国内の廃タイヤの量は、
① タイヤ交換した時 8,300万本 89万7,000トン
② 廃車にした時 1,400万本 13万7,000トン
合計すると 9,700万本（2425万台分）、重量では 103万4000トン！
・・・想像もつかないですよね。
このうち、63％は熱利用（サーマルリサイクル）されています。
廃タイヤを細かく切断したものを「タイヤチップ」と言うそうです。
このタイヤチップは高い発熱量を持ち、エネルギー資源として注目されています。
石炭とタイヤチップを専用のボイラーで混ぜて燃やすと、
通常の石炭ボイラーよりもNOx（窒素酸化物）の発生が少なくなり、
SOx（硫黄酸化物）も脱硫装置により排出量を減らせるそうです。
特に製紙工場のボイラーで重宝されており、熱利用される廃タイヤの42％が製紙工場で活用され、
その他はセメント焼成用や化学工場などが買い入れています。
ちなみに、このタイヤチップですが・・・
国内発生分だけでは需要に足りず、海外から買い入れているとのこと！（2017年は約8万8,000トン！！）
あとは中古タイヤとして海外に輸出されるのが約14％、
国内で更生タイヤ台用や、再生ゴム・ゴム粉として再利用されるのが約17％。
埋め立て処分等になるのは全体の約1％程度で、サーキットにあるタイヤバリアや公園の遊具として使われるようなのも、
ごくごく少数でしかないのです。
「廃タイヤ＝ただのゴミ」と考えるのではなく、
生活に役立つ立派なリサイクル資源だと思うと、捨てるのはもったいなくない・・・かも！？
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