タイヤ交換に欠かせない ”ジャッキアップポイント”
こんばんは!本日はジャッキアップポイントについてお話をします。
冬が近づくにつれてご自身でタイヤ交換をされる方もいらっしゃると思いますが、このブログを読んで少しでも参考にしていただけたらと思います。
おかげさまで何万本ものタイヤ交換をさせていただいておりますが、タイヤ交換はまず車体を持ち上げないことには始まりません。
かといって、とりあえず持ち上げられればいいと、どこかしら車の下にジャッキを当てて上げればいいというわけでもありません。
当てる場所が悪ければ車にケガをさせてしまうことがあります。
そこでどの車にも「ジャッキアップポイント」という丈夫な部分があり、ここにジャッキを当てて車体を持ち上げます。
その状態でホイールを外して初めて、タイヤ交換が始められるのです。
このジャッキアップポイントですが、車やメーカーによって様々です。
形や場所は多岐に渡ります。
例えば、
某欧州車の横に付いているもの
FR(後輪駆動)車や4WD(四輪駆動)車は車後方にあるディファレンシャルギア
軽バンや軽トラックの左右後方
など、これらはほんの一例でまだ他にもジャッキアップポイントとなる部分はたくさんあります。
ご存知の通りタイヤフィッターではいろいろなメーカーのお車のタイヤ交換をさせていただいております。
そこで必要になるのが、ジャッキアップポイントを見分ける力です。
また輸入車によく見られますが、純正のエアーサスペンションが装備されている車両の場合、ジャッキアップをする前にジャッキアップモードを起動させなければいけないケースもあります。
※社外のエアーサスペンションが装着されている車両のタイヤ交換はできかねます。ご了承下さい。
上記のことをふまえて様々な車のタイヤ交換をさせていただいているからこそ、国産車、輸入車問わず交換が可能なのです。
様々な車両、タイヤ、ホイール。
持ち込みタイヤ交換専門店の強みです。
またジャッキアップの仕方ひとつにおいてもこだわりがあります。
タイヤフィッターではジャッキアップポイントにジャッキを当てるとき、ウエスでジャッキアップポイントを保護しながら上げます。
例えば国産車に多いこのジャッキアップポイント
このタイプは、プレートのような部分に直接ジャッキを当ててしまうと、ぐにゃっと曲がってしまいます。
走行上問題はありませんが、曲げられてしまっては当然お客様に不快な思いをさせてしまいます。
そこでこのタイプは下の写真のようにウエスでお団子を作り、間にプレートを挟んで保護しながら、プレート奥側のジャッキアップポイントに当て車両を持ち上げます。
ジャッキ側のウエスとこのお団子が微妙にずれながらジャッキアップポイントを保護することにより、ジャッキアップポイントを曲げずに作業が出来ます。
※すでに曲がってしまっているものに関しましては事前にアナウンスさせていただきます。
気を遣っているのはタイヤだけではないんですね。
今後とも様々なお車のタイヤ交換をさせていただくべく、スタッフ一同精進して参ります!
本日はこれにて失礼します。