なぜ黄色??

なぜ黄色??

みなさん こんにちは。

今日は夏の一休みといったところでしょうか。非常に過ごしやすい一日でした。

さてここ数日タイヤフィッターブログは難しいナットの話でしたね。熱膨張や強度の話でした。

なので今日は 少しはずし で違う話題でいきたいと思います。

なんで軽自動車のナンバーって黄色なの??って思ったことありません??

詳しく勉強していきましょう。

 

黄色に黒文字→軽自動車(自家用)

黒に黄色文字→軽自動車(事業用) 赤帽の軽トラックなど
白に緑文字→普通・小型・大型特殊(自家用)
緑に白文字→普通・小型・大型特殊(事業用) タクシーや大型トラックなど
青に白文字→外交官車両 ※「外」の字が○で囲まれているのは各国の特命全権大使の車両、領事館員のものは「領・1234」となっています。
軽自動車も以前は白ナンバープレートで、何回かの軽自動車の規格変更に伴い小さめの普通車と見分けがつかなくなったため、軽自動車のナンバーを白以外にしよう、となったそうです。
色設定の条件は「登録車のナンバープレートと明確に区別できる色」。
ナンバープレートの地色と文字の色、いろいろな配色を組み合わせて視認性のテストをした結果、昼間、夜間を問わず最も視認性が高いのが現在の「黄色地に黒文字」の組み合わせということで決定し、
1975年から使用されています。営業車は逆の黒地に黄色文字となりますが、これはちょっと数字が認識しずらいような?

 

最大の理由は高速道路の料金です。軽自動車は高速道路料金がおよそ2割引きになるので、料金収受員がナンバーを見て料金所ですぐに見分けられるように、というのが理由です。
しかし、現在では高速道路を利用する9割がETCゲートを通りますから収受員による見分けも、徐々に少なくなっている状況です。もう一つの理由も、高速道路に関することです。

 

軽自動車の最高速度は現在普通車と同じ100km/hですが、平成12年10月1日以前は80km/hでした。
最高速度制限が違うので警察が高速道路でスピード違反を取り締まる際に、軽か普通車かを見分ける必要があります。それで、軽だとわかりやすいよう、ナンバーの色を変えたわけです。
こちらも軽の最高速度が100km/hになった今、全く必要のない理由ですね。
車のボディカラーに合わせにくい!黄色が目立っていや!という不満の声も多いようですが、だからこそ、黄色が目立つ=ナンバープレートに使われるということになります。

 

1991年に発売されたホンダビートは鮮やかな黄色いボディカラーがイメージ色でした。
そして、イメージカラーという理由に加え、ボディが黄色だと軽の黄色ナンバーが目立たない、ボディ色にマッチするという理由で、ビートは黄色に人気が集中しました。
しかし、今年発売された同じホンダのS660はどうでしょう?

 

S660にも黄色いボディカラーの設定がありますが、実は以下のような結果に…(事前受注分)
1.「プレミアムスターホワイトパール」 61.0%
2.「カーニバルイエローⅡ」15.2%
3.「フレームレッド」6.5%
4.「アドミラルグレー・メタリック」6.0%
5.「プレミアムビーチブルー・パール」5.7%
なんと!圧倒的に、イメージカラーである白が多くて黄色はわずか15%でした。
黄ナンバーが目立たないようボディカラーに黄色を選ぶ人が減るということは、軽自動車に劣等感を感じる人が減っているのではないかと推察できます。確かに、昔の軽に比べる現代の軽はボディサイズも排気量もアップして装備も充実、室内も広くて使いやすくなっています。軽=しょぼい、イメージはずいぶんと減っていますね。
近年発売された軽自動車どれも「え?これが軽なの?」と思わせる広さや質感や装備に驚かされます。
販売台数もぐんと伸びていますね。黄色いナンバーが嫌、という人も少数派になっているのかも…

モヤモヤが取れたのは私だけではないはず・・・・・  (笑)

ではでは。今日はこの辺で。

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