ランフラットには対応ホイールを♪

ランフラットには対応ホイールを♪

昔は車載しなければ車検が通らなかったスペアタイヤ。

現在では車検の点検項目からなくなり、車載する義務はなくなってしまいました。

舗装路面の普及や、JAFなどのロードサービスの充実、携帯電話の普及、車のスペース効率の向上や軽量化、
使わないまま破棄されてしまう現状が勿体ないなど、様々な理由からスペアタイヤを搭載しない車両が増えております。

しかぁし!いつ何等かの要因でパンクするかわかりません。
パンクしてタイヤが潰れてしまうと、走行し続けることは困難ですし、スペアタイヤに代わる緊急用タイヤが必要となります。

ニュースではパンクのために、路肩で交換作業中に追突されてしまう事故などがあります。非常に危険ですね。

そういった危険を回避する為にできたのが、この「ランフラットタイヤ」です。

 

ランフラットタイヤの特徴は

空気が0Kpaの時に、「距離が80キロ スピードが80キロ」 で走行ができる画期的なタイヤです。

万が一パンクした時でも、車外に出ることなく安全な場所までの移動が可能です。

現在のランフラットタイヤはサイドウォール強化タイプのタイヤがほとんどです。

ランフラットタイヤ断面

タイヤのサイドウォール部を補強ゴムにより強化しており、空気が抜けた状態でもタイヤだけで車重を支える事が出来ます。

 

であるならば、全ての車をランフラットにすればいいと考える方も多いかと思います。
しかしこのランフラットタイヤ、タイヤだけ装着すればよいというものではないのです。

サイドウォールが非常に硬いため、パンクして空気が抜けてもペシャンコになりません。ですので運転者からするとパンクに気が付きにくいのです。

そのためタイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム (TPMS) と組み合わせ、空気圧が低下すると警告灯が点灯するシステムを装備しなければいけません。

また、通常のホイールで使用すると、タイヤのビード部がホイールから外れてしまい、ランフラットタイヤを装着していても全く意味が無くなってしまう為、
ランフラットタイヤ対応のホイールを装着しなければいません。

 

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ランフラット対応ホイール

 

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ランフラット非対応ホイール

・・・お分かりになりますでしょうか?

何が違うかと言いますと、タイヤのビード部とホイールが外れないように1部分が通常ホイールより盛り上がっているのです。

この盛り上がり(ハンプ)により、ビード部分がホイールから外れる事を防ぎ、空気が抜けた状態での走行を可能にしています。

基本的には新車から装着されているか、社外ホイールでもランフラット対応ホイールを設定しているメーカーもございます。

ただ単純にランフラットタイヤを装着すればいいという問題ではないのでご注意を!!

 

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