いかがなものかと

いかがなものかと

蒸し暑い…。
陽射しが強くて暑きゃ暑いって文句言うし、陽射しがなくても暑いって言うし。
ま、個人的には冬の寒さよりは全然歓迎ですが。

今日はちょっと気になるホイール加工の話。
本日、組み付けをお願いされたホイルがありまして。
そのホイールがこちら。
(特定のホイールメーカーさんやお客様を非難するつもりではないので裏側にて…。)

P1050604

持ち込んでくれたお客様の話によると、取り付ける車に対応する設定がなかったので加工してインセットを合わせたとのこと。
どうやってインセットを合わせたのかといえば、赤矢印の面を切削したとのこと。
うーむ…。
加工でどのくらい削ってしまったのかは知る由もありませんが、ここってホイールの強度確保のために重要な部分なのでは?
P1050607
このホイールは日本での車検を通す規格である「JWL」の刻印が入っていましたが、この刻印を入れる検査を受けた際に切削加工してこの部分の肉厚が薄くなることを考慮しているんでしょうか?
なんか怖いなぁ。
そして極めつけは青矢印の部分。
ここ、段差が付いているのが分かりますか?
この段差は汎用ハブ穴径に対して車両ハブ径に合わせるためのハブリングを取付するための段差なんですが。
ホイールとハブの接触(赤矢印)面は削っているのに、ハブリングの付く部分を削りきっていないため、ハブリングを取付するとはみ出ちゃう。
なので、車に取り付けするとハブとリングしか接触しない。
これはダメです。絶対ダメ。
聞いたお話では「メーカー側で加工したから大丈夫だと思った」とのことですが、ホイールの強度に対する考慮やハブリングに対する取付加工など、メーカーがやったにしてはお粗末と言わざるを得ない。

こういうインセット加工を行ったホイール、正直強度が確保できているかが分かりません。
我々としてはちょっと怖いなぁと思ってしまいます。
ホイールを購入される際にはぜひ、加工なしで装着できるものを選んでくださいね。

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