男は黙って引っ張り・・・ダメダメ!!
皆さん、こんにちは。
本日は武蔵村山店からの発信です。
ここ最近日の出の時間が早くなってきて、春を実感しています(笑)
寒さも一時期よりは緩んできたようで、まぁ寒いは寒いですけど・・・・・
春の訪れを感じてくると、さぁ夏タイヤに交換するか!!というユーザー様が当然いらっしゃいます。
冬タイヤは純正ホイールで、夏タイヤはドレスアップホイールで!!
なので、タイヤショップに試されるのは夏タイヤ(ロープロファイル)の組み込む技術だったります。
※ロープロファイル=55扁平以下のカテゴリを意味します。
みなさんが全部ロープロファイルのタイヤを装着しているとは限りませんが、純正サイズでも35扁平だー!って言う時代ですから
正直増えてきているのは間違いないですし、その分タイヤショップの技量もためされます。(笑)
実際我々タイヤフィッターは他店で断られた難しいサイズや作業途中で中断されて、我々にお客様が助けを求めて来られたケースも少なくありません。それは事実です。
しかしながら、我々でもお断りするケースもございます。
これが 「引っ張りタイヤ」です。
装着するタイヤサイズ(幅)よりもホイールのほうが太いマッチングの組み合わせの事を意味します。
この組み合わせにも限界があります。そして最近になり、引っ張りタイヤのご依頼、お問い合わせが増えてきております。
正直タイヤとホイールを見させていただいてからの判断とはなりますが、お問い合わせの段階で、極端な組み合わせの場合は
ご相談させていただきます。
タイヤとホイールには適正なサイズというものがございます。基本的には適正サイズが基準になるため、だからと言って型にはまったことだけを
お受けするわけではなく、許容範囲ないであれば作業はお受けいたします。
その許容範囲もタイヤの形状や幅がすべてにタイヤが同じではないので、タイヤフィッター各スタッフにご相談ください。
ハッキリとしたアナウンスができると思います。
さて、なぜ引っ張りタイヤがあまり良い目でみられないのか・・・・
作業する側からすると、太いホイールに細いタイヤを組み込むと、カッパカパの状態になるイメージができるでしょうか。
その状態というのはホイールフランジとタイヤのビード部の接地が不安定で、いくらエアーを充填しても溜まりません。
適正なタイヤサイズ・ホイールサイズであれば、壁にならない問題です。
極端な組み合わせの作業を行った場合、エアー充填でタイヤが破裂する恐れや車両に装着ができたとしても、
「ビード落ち」と言われる、タイヤがハの字の引っ張りに耐えられなくなり、リムフランジからビードが脱落する症状が考えられます。
上記症状はいずれも大事故につながるものですので、このことを考えると、サイズによってはお断りをしております。
今回の画像は、このブログ用に作成したマッチングになります。
9.5Jホイール 225/30R20の組み合わせです。タイヤのビード部がリムフランジに届いていませんね・・・・・(コレ、エアーを充填した状態です・・・)
非常に危険です。この状態でエアーを抜いていくとタイヤは本来の状態に戻ろうとするので、ビード落ちの症状になります。
本当に怖いです・・・・
少しご理解いただけたでしょうか・・・説明するのが少し難しくて・・・・苦笑
車の使用に合わせる部分なのでしょうがないマッチングになりがちですが、ほどほどに
しましょう。