「ホイール塗装」に気をつけろ!!

「ホイール塗装」に気をつけろ!!

昨日の「メッキホイール」に気をつけろ!!!に続いての気をつけろシリーズです(笑)。
いや、笑い事じゃないんですよ?

最近はホイールのカラーチェンジも流行ってまして、ブラックホイールが流行中。
ちょっとマットにして黒いボディカラーの車と組み合わせると、凄みが出て精悍な感じになったりしますね。
で、こちらのホイール。

P1070206
お持ち込みになった方に聞いたところ、ご友人が自分で塗ったホイールとのこと。
なるほど。径も21インチあってビシッとしますね。
しかし…。

このホイール、塗装してはいけない部分まで塗られてしまっているのです。
まずはここ。

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ホイールボルト(ナット)が当たる部分。
そして

ホイールと車体が当たるハブ部分。

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この2か所への塗装は「絶対に」お勧めしません。
なぜかと言うと…。

両方とも別の部品と密着する部分ですが、この間に塗装されているとどうなりますか?
特にボルト部分で考えると分かり易いんですが、ボルトを締めこんでいくと塗装面が割れるのが分かりますね。
そしてホイールの地金部分とくっつく。
この割れた塗装が曲者なんですが、ホイールとボルトの密着を阻害し、時間が経つとともに割れて落ちていきます。
するとこの部分が微小な隙間となり、そこを原因としてボルトのゆるみが発生します。
ハブ部分も同様です。
隙間ができて時間とともにゆるみが大きくなると…。

もし、メーカー純正部品の塗装仕上げホイールを見る機会があればこの部分がどう処理されているか見てください。
ボルトとの接触部とハブ部はホイールの地の金属のままになっていることが分かると思います。

ホイールボルトのゆるみが原因で何が起こるかは容易に想像つきますね?
そう言う訳ですので「自分でホイール塗装を」とお考えの方は然るべきところをきちんとマスキングして塗ってくださいね。
そして塗装業者さんに頼もうと思っている方。
こういうところを気を付けて塗ってくれるかどうかが良い業者さんを見分ける一つの基準だと思います。

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