タイヤワックスの魔の手

タイヤワックスの魔の手

みなさん、こんにちは。

寒かったり、暑かったり、最近は忙しいですよね。いい加減落ち着いて春になってほしいものです。

今日は少しタイヤワックスについてお話しをしたいと思います。

タイヤ交換をさせていただくと、多くのお客様から「タイヤワックスって塗っていいんだよね?」というご質問があります。
当然人間の身なりと一緒で、足元がキレイだとクルマ全体がキレイに見えます。

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しかし使い方を誤るとタイヤの劣化を早めてしまう恐れもあります。

みなさんご存じでない方がいらっしゃるのでご説明をさせていただきます。
タイヤワックスには「油性」「水性」の2タイプが存在します。

・油性タイプ
以前からあるポピュラーなものは、油系溶剤の中にシリコンを溶かしてあるタイプです。石油系溶剤の中にシリコンを溶かしているため、タイヤとの密着度も高まりやすく塗りやすい事、また雨などに強いため、耐久性があるという事がメリットとして挙げられます。
また安価で手に入れることができます。
しかしデメリットとして、石油系溶剤ベースの為、ゴムに浸透していってしまいタイヤの組織を破壊してしまう、という事が挙げられます。これはタイヤの劣化に繋がるケースもあるのです。

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・水性タイプ
水性タイヤワックスは、シリコンを、水の中に「乳化分散」させたものです。シリコン自体は油性のため、水に溶ける事はないので、小さな固まりとなり水のなかに浮いている、とう状態になります。
メリットとしては、シリコンはゴムに対して浸透して破壊する、といった性質がないので、「タイヤにやさしい」といえます。ですので、繰り返し塗布しても安全性が高い。
しかし油性タイプと比べるとゴムに付着しても雨などで流れやすい性質をもっていますので、耐久性が劣ります。また、水の中にシリコンを無理やり混ぜる(界面活性剤を使用)工程で作られるため、どうしても油性タイプと比してコストが上がってしまいます。

さぁ。まず自分が使っているタイヤワックスはどうですか??商品の裏に記載があると思いますので、確認してみましょう。

正直どちらがいい・悪いということはお伝えできませんが、タイヤ本来の寿命とは違った外的要因でタイヤの劣化を早めるということは、最終的にあまりエコではないのかな??なんて思います。

タイヤの溝はまだまだあっても、サイドウォールのクラックが酷くて交換するという方も多くいらっしゃいます。当然タイヤワックスだけの原因ではなく、紫外線に多く浴びてる部分はゴムの結合組織を分裂させてしまうので、ダブルパンチってことです。

そこで冒頭の質問の答えですが、タイヤフィッターでは水性ワックスを推奨させていただいております。

 


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