しっかり考えてみませんか?

しっかり考えてみませんか?

さっそくですが見てください。

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見て分かりますか?そうです。ロングナットです。いきなりですがここで問題を定義します。
①アルミ(ジュラルミン)製のナットであること。
②車体からナットが飛び出していること。
①については以前ブログに掲載させていただいてますのでタイヤフィッターのスタンスとしてはデメリットの方が多いとご紹介させていただいております。
今回は②について少し考えましょう。

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ロングナットといえども様々長さがありますが、車体からナットが飛び出している時点でまず不正改造です。これは間違いなく車検は通りませんね。
しかし通らないだけでしょうか?通らないからダメなんでしょうか?違いますよね。
まず最初に想像できるものとしては対象物に当たった場合、すぐ折れますね。ナットというのはボルトのねじ山にしっかり合せてとめています。
ということは、しっかりしまっているボルトごと折れる可能性がある。1本だけではまだしもここまで集中してナットの間隔がある為、2~3本はもっていかれる
可能性があります。そうなってしまうとタイヤホイールが脱落しやすくなります。
しかし脱落だけですか?だけじゃないですよね。
もっと考えなきゃいけないことは人に迷惑をかける可能性がある。
脱落した先に、人がいたらどうでしょうか。車がいたらどうでしょうか・・・・。
脱落しなくたってぶつけた先が人だったらどうでしょうか・・・・。

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SNS等でロングナットで怪我をした人身事故があったと警告していますよね。実際に考えてみてホイールの高さって大人であればふくらはぎ近辺の高さではないでしょうか?もちろん車高によりけりですが・・・。でもこれ、少し違う角度から考えたら子供の目線の高さかもしれませんよ?心臓など、人間の大事な機能が備わっている上半身かもしれませんよ?それを曲がり角でナットのでっぱりにぶつかったらどうなりますか?怪我をさせるつもりではなかったで通りますか?
ロングナットをドレスアップで使いたいというのであればしっかりと飛び出さないように考えなければ絶対ダメです!それをしっかりと考えて使っているオーナー様もたくさんいらっしゃいますが、やはり、そこまで考えていらっしゃらない方もいるのが現実です。
決して写真のオーナー様を批判しているつもりではありません。ロングナットを生業としている関係者の方々を批判しているつもりもまったくありません。
しかし、これで公道を走ると知らなかったではすまない代償を負う可能性があります。タイヤフィッターは危険なものは危険!だめなものはだめ!とアナウンスさせていただいております。
現に写真のオーナー様にはしっかりご説明させていただきご理解と納得をさせていただいた上で鉄製のナットに変えてお帰りいただきました。
しっかり考えてみませんか?という事例をご紹介させていただき本日のブログは失礼いたします。
※写真はネットから拝借しているものもあります。


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