ミラーレス化?
常日頃、タイヤ交換をやっている我々ですが、タイヤにもいろいろな種類があり、各タイヤメーカーが車の特性や特徴等に併せてタイヤを生み出しています。
時代と共に車がどんどん進化している為、細かいくくりでいろんなタイヤがあるもんだとつくづく肌で感じております。
車が進化するに伴ってですが、2016年6月に国土交通省がある案を解禁しました。それはミラーレス車!!
ある大手自動車メーカーさんたちがこぞってやっているみたいですね~。
なんでもちょっと調べると国がミラーをとっぱらっても安全な視覚を確保できるのであれば容認する!と発表したみたいです。
数ある情報の中ではルームミラーにモニターを作って左右、後方の視界をカメラで通して確保するらしいですね~。
しかしながらコストが高くなるんじゃないか?なんていう懸念もあります。これをどう各自動車メーカーが改善していくのか、結構興味があるところです。
さて、ミラーと言えば今ではドアミラーがほとんどとなってますよね~。そもそもの日本のミラーってフェンダーミラーが決まりだったのをご存知の方も多いと思います。ちょっと紐解いてみましょう。
当時の日本はボンネットのある車はフェンダーミラーが主流でした。フェンダーミラーの利点といえば、顔の位置をあまり変えずにミラーを確認できるという優れものでした。つまりは視線の移動が少ないということ。国土交通省が定めていましたね。
しかし、アメリカやヨーロッパの車はドアミラーが主流と言うことで、日本への新規参入がしにくい環境にあったようです。
「ねぇねぇ、うちらもさぁ、日本に参入したいわけよ~。でね、日本でもドアミラーを認めてくんない?」と言ったかどうかは定かではありませんが(笑)
後方の安全確認を確保するものとして同じ役割があるんだからと強い要請があったそうです。
日本でもフェンダーミラーの車よりもドアミラーの方がかっこいい!なんていうこともあり違法改造もしていた人もいたということです。
そして1983年、規制緩和になります。ちなみに国産で一番最初にドアミラーを導入したのは日産のパルサーエクサだそうですよ~。
これ以降、時代の流れとともにドアミラー型の車が主流となっていきます。画期的だったのが電動ミラー!世界で初めて搭載したのは1984年10月デビューのC32型ローレルでした。今では当たり前のように標準装備されていますよね~。
しかし、現在でもフェンダーミラーにこだわっている車があります。それはトヨタセンチュリー!VIPを乗せるのいうコンセプトのもと高級車の代表的な車ですね。
何故フェンダーミラーにこだわるのかというとドアミラーの場合、顔を動かして目視をしなきゃいけない為、後ろに乗っている人がチラチラ後ろを見てるんじゃないかという不快な気持ちにしてしまうということがないようにとフェンダーミラーへのこだわりがあるそうです。・・・実はこれ、ほんの少し前の旅客事業を展開している車では当たり前の話でした。最近はプリウスやバネット等新しい車が増えていっていますのでいずれ、なくなってしまうかもしれませんね。ちなみに私は旅客事業の運転手をしていた経験があるのでフェンダーミラー、ドアミラー、どちらも乗っていましたが、やはり、当時、お客の中にはドアミラーを目視確認しただけで「何後ろ見てんだ!」等言われた経験があります・・・。この話は長くなるので割愛させていただきます(笑)
ともあれフェンダーミラーの良さというのは視線移動が少ないこと。そして死角がドアミラーより少ないこと。なおかつ長時間運転する場合は顔をいちいち向けなくてもミラー確認ができる為疲れにくいこと。あとは余談ではありますが車幅間隔がとりやすいなんてこともありますね。
こんなメリットはもう忘れ去れています。しかし今回このミラーレス化が現実になった場合ルームミラーにモニターができると言う構想であれば、フェンダーミラーで培ったメリットが復活するかもしれませんね。車幅間隔は変わらないですけど・・・。
人のニーズが変われば時代のニーズが変わる。時代のニーズが変われば人のニーズが変わる。車も変わればミラーも変わる。なんて大げさかもしれませんが、今後このミラーレス化が常識になる???かも知れません。ただ、欲しい車がもうちょっと安い時代にもしてもらいたい・・・と手前勝手な意見と共に本日のブログとさせてもらいます。