M+S?
今日も町にはポケモンGoをやっている若者たちがたくさんいるのでしょう。
そんな私もひそかにやっています。
基本的に休日は一歩も外にでない私が先日は珍しくスマホ片手にイオンモール行ってきました。
しかし、しっかりとルールは守ってますよ!!
色々と物議を醸してはいますが、みんなでルールは守っていきたいですね。
さて、本日のブログとなります。
お客様から様々なご質問を頂くのですが、その中で本当にたまーに聞かれるのがこれ。
「M+S」の表記です。
これに対してご質問頂くのは「この表記なに?」というものではなく、「これでスタッドレスとしての役割も持ってるの?」という質問です。
表記の意味する部分はご存知のようなのですが、この意味する特徴が確かにわかりにくい部分ではあります。
先に言ってしまうと、スタッドレスとしては使用できません。
という事で今回はこの「M+S」の表記について少しお話をさせていただましょう
この「M+Sの表記はM(Mud:泥・ぬかるみ)、S(Snow:雪・積雪) を意味します。
単純に考えてしまうと確かにスタッドレスと同様に使用できるのでは?と思ってしまいますね。
しかし、このタイヤは簡単に説明をしてしまうとサマータイヤとスタッドレスタイヤの中間的な存在になります。
事実、積雪の少ない地域で全天候型のタイヤとして活用もされております。
泥濘地と雪上とでは全然違うようで実は走行条件としては結構似ているケースがあります。
ぬかるんだ場所には軟弱な泥の表面があり、通常のサマータイヤでは泥の表面をつかむことができません。
これは新雪が積もった雪道にも同様の事が言えますね。
こんな悪条件でもしっかりと軟弱な泥の表面やふかふかの新雪をつかんで、駆動力や制動力を失わずに車を制御できるタイヤがこのマッド&スノータイヤという事です。
特徴として、トレッドのブロックパターンが多く、溝が比較的深く作られているのでブロックの存在感は大きいです。
この深い溝のおかげでブロックの一つ一つが軟弱な泥や新雪を突き刺さるようなイメージでグリップ力を発揮します。
しかし、大問題なのが凍結路ですね。
スタッドレスタイヤの性能を評価する部分にはやはり凍結路での制動力と言うのが大きく影響してきますね。
マッド&スノーのタイヤで凍結路に入ってしまうとゴムの柔軟性が低くなってしまい、グリップできなくなります。
スタッドレスタイヤは氷点下の時などでも性能を発揮できるようにサマータイヤとは異なるコンパウンドで作られています。
EUなどでは長距離を走る中で標高差や気温変化が大きいために急な降雪があったり、路面の変化が大きい場合にも使えることがウリになっているようです。
しかし、日本で使用するのにそこまで大きな標高差をカバーできる性能が必要かはわかりませんが、
あくまでも夏タイヤに比べて少しだけ走れるといったような性能なので積雪や凍結を考えるとやはり冬はスタッドレスタイヤの装着をお勧めさせて頂きます。
M+Sと表記はありますが、あまり過信してはいけません!