パンク修理の盲点・・・。
今回のテーマはパンク修理です。釘などがささってエアーが抜けた時に活躍する緊急ツールといっても過言ではないこのパンク修理、しかし意外な盲点が隠されているのです。
以前にもブログで触れていますが今一度考えて見ましょう。
普段何気なく乗っている車、いつものように走っているとなにやらハンドルがとられる。おかしいなぁということでタイヤをチェックしてみるとこの通り
ぺしゃんこになっています。よく見てみると釘が刺さっているようです。
「あちゃ~、タイヤがパンクしているので直そう!」
ということでパンクしたまま最寄のタイヤ屋へ。とりあえず見てもらい、釘から漏れていることを確認してもらってパンク修理を施して、一件落着!!その後快適にハンドルをとられることもなく走ってたんですがタイヤの寿命もありタイヤフィッターにタイヤ交換しに来たんだ~。
・・・非常にありがたいのですが、恐ろしく怖い。冷や汗をかいたのを覚えております。
何故かって?下の写真をご覧ください。
これはタイヤの内部崩壊している時にみられる現象です。タイヤカスみたいなのがいっぱいありますよね?そして外では分からなかったのですが内部ではもうワイヤーが見えています。
実はこれで高速道路を乗ったらしいのです。・・・・もう大事に至らなくてほんとによかった・・。
タイヤとは車を支える役目があります。その為にタイヤに空気を入れます。それが低すぎたり、入ってなかったりすると車重に耐えられなくなるのでタイヤが押しつぶされます。そうなるとたわんじゃいけないところがモロでたわんでしまう為それが原因で剥離し、カスがボロボロとでてしまい、最終的には薄皮一枚で耐えていたタイヤが耐えられなくなりバーストしてしまうのです。
オーナー様もこれを見てゾッとしてたのを覚えています。
それでは今回のケースだとどうすればよかったのか、考えてみましょう。
今回は走行中に異変が起きたというケースですからまず、あせらず停められる場所に車を停めましょう。そしてぺしゃんこになっているケースでは走行してしまうとタイヤがホイールから外れやすくなる為、スペアタイヤに付け替えることが一番です。
しかし、ご自身でなかなか出来ないのも事実。そうしたら迷わずJAFや保険会社のロードサービスを使うべきです。スペアタイヤが積んであればその業者の作業員に付け替えてもらってください。そこでまず自走をできる環境を整えてください。パンク修理はその後でしかるべきところに見てもらってください。
これをしっかりと念頭に置いていないと、パンク修理をして治ったと思っても、タイヤの現状況が分かっていないと悲惨な事故に繋がりかねないのです。
勘違いしてもらいたくないのは、外面修理を批判しているつもりはございません。しっかりとタイヤの状態がわかっているプロの所でパンク修理を行ってください。
当店は外面だけでは確認不足ということもあり、タイヤを一回ホイールから外して内面をしっかりチェックします。そしてそこから内面のパンク修理を行うのです。
これが安全・安心を届けるサービスだと思うからです。
パンク修理だけなのに組替え料もとるの?といわれる方も現実いらっしゃいます。心苦しいのですが上記の理由から頂戴している限りです。
オーナーの皆様、タイヤは地面に一本あたりはがき一枚分の面積(4本で4枚分)で車を支えています。それがトラブルを起こすと悲惨な事故になりかねません。
たかだかパンクかもしれません。しかしされどパンクなのです。
パンクでお困りの方、当店で一回お問い合わせください。
パンク修理の盲点・・。ということで本日は失礼させていただきます。