パーキングブレーキのあれこれ・・。

パーキングブレーキのあれこれ・・。

最近三十路になりまして・・物思いにふけることが多くなりました。そんなときは今紅葉のシーズンということもありネットでぶらり旅をしてリフレッシュしています!・・PCの電源を落とすとまぁ淋しい気持ちになりますが・・(笑)

 

ところで我々はタイヤ交換を専門にやっている為、いろんな車に携わるのですがやはり交換作業をする場合基本的なことと言えばサイドブレーキをかけること。
しっかりとここを守っていないとトラブルの原因に繋がりかねません。
そこでお客様に「サイドブレーキを強めにかけてもらいませんか?」とアナウンスさせていただいた所、
「これ電動ブレーキなんです。」・・・????マジか!?

最近の車はサイドブレーキも電動なのか!と思ったのが数年前・・・。

ということで今回はパーキングブレーキについてちょっと調べてみました。

 

パーキングブレーキ(サイドブレーキ)といえども細かく分けるといろいろあるみたいです。

 

・ドラム式サイドブレーキ・・・後輪のドラムブレーキに「パーキングブレーキシューレバー」を取り付け、サイドブレーキと後輪ブレーキを兼用して使用するタイプのサイドブレーキです。

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・ドラムインディスク式(インナードラム式)サイドブレーキ・・・4輪ディスクブレーキの高級車に使用されていることが多く、後輪ディスクローターの内側にドラムブレーキが組み込まれており、ディスクローターをインナードラムとして使用するサイドブレーキです。
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・ディスク式(ブレーキキャリパー)サイドブレーキ・・・4輪ディスクブレーキの一部スポーツカー採用されている方式で、後輪ディスクブレーキのキャリパーピストンをワイヤーで動かし制動力を発生させます。

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・EPB(電動パーキングブレーキシステム)・・・登場初期はサイドレバーやペダルを操作することによってワイヤーを引き、パーキングブレーキをかけるという基本システムはそのままにレバーやペダル部分をモーターに置き換えるというものだったのらしいですが、今ではブレーキシステムのなかにモーターを組み込んでいるものがほとんどのようです。

EPB

最近の高級車には電動パーキングブレーキが増えていっています。そこでちょっとメリット・デメリットを考えてみました。
メリット
・ワイヤー式では定期的に張りを調整する必要があったが、ブレーキシステムにモーターを内蔵したタイプのEPBであれば、メンテナンスフリーで済むことができる。
・手動式のパーキングブレーキでは駐停車時のかけ忘れ、走り出す際の外し忘れといったミスがあるが、EPBのなかには、たとえばオートマをPレンジに入れると
自動でパーキングブレーキをかけたり、アクセルを踏んで走り出すと自動でリリースしたりする機能をもつものもあるのでミスが少なくなる。
・追従クルーズコントロール時に渋滞で停車した際などは、パーキングブレーキを利用した停止保持機能も可能なので運転が楽になる。

デメリット
・システムに必要なユニットが増えていることもあり、ワイヤーで引っ張っている機械式と比べると、故障時のコストが高い。
・一部のスポーツドライビング派からするとサイドターン等ができないといった声もある。
・とくに改造範囲や予算の限られたモータースポーツでは、機械式パーキングブレーキに改造することが難しい。

 

ざっくり調べるとこんな意見がでてきました。やはり、1分1秒を競うモータースポーツでは利便性があまりないのですかねぇ・・・
しかし一般公道でスポーツ走行はしないので区分けして考えたほうがよさそうではあります。

 

・・・ちなみにブログで取り上げる為勉強をする前の知識だと、ワイヤー式か電動式かの2つしかないと思っていました(笑)こんなにもあったんですね~。

 

最近のクルマには電動パーキングブレーキ(EPB)が増えていっていますね~。しかしながらパーキングブレーキの性能、特色は違えど基本は変わらないと思います。
ちなみにみなさんのクルマはAT車ですか?AT車の方に多いとは思いますがパーキングブレーキをしなくても別にいいんじゃない?と思っていませんか?実はやはりそこにはちゃんとした役割があったようです。

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まずPレンジですが停める場所によっては不安が生じます。
Pレンジの固定力もまたそれほど大したものではありません。Pレンジに入れると、オートマチック・トランスミッション内部の歯車に、爪状の形をした棒がひっかかります。これをパーキングロックポールと言います。
パーキングロックポールは金属製なので、それなりに丈夫です。ただ、ひっかける歯車の直径は、それほど大きなものではありません。小さな歯車に金属の爪をひっかけて止めているだけ、と思ってください。つまり、強い力がかかると、爪が折れたり、はずれたりする可能性があるのです。
駐車中に衝突などを食らえば、ほぼ確実に爪は折れてしまいます。爪は、折れたら最後、固定力はゼロになり、クルマを止める力もまたゼロになって、押せば自由に動くような状態になってしまいます。
一方、サイドブレーキは、それほど大きな力でクルマを固定しているわけではありませんが、たとえブレーキが多少滑ってクルマが少し動いてしまっても、摩擦力は発揮し続けているので、ずっとブレーキを引きずった状態は続き、固定力がゼロになることはありません。
その分、安全なのです。つまり、AT車を駐車するときは、Pレンジ、パーキングブレーキ両方をかけるのがセオリーです。

 

やはりクルマはいろいろな面で考えて作っていますのでオーナーである私たちがしっかりとした知識を持っていたいですね。
今回はタイヤとはちょっと違うお話になりましたがどうかお許しください。

それでは本日はこの辺で!
(一部ネットから拝借しています。)

 

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